LG-2は1942年から、それまでのL-00の後継モデルとして製作され、1963年にB-25に名前を変えて1970年代初めまで生産されたコンパクトサイズのモデルです。
コンパクトなデザインながら、芯のしっかりとしたトーン、低音が出過ぎないバランスの良さが高く評価されています。
この楽器はモデル最初期のバナーモデルと呼ばれる1942年から45年に製作されていた貴重な年代物で、ヘッドトップの旗のプリントが特徴です。
アジャストロッドが仕込まれたタイプですので、1943年頃のモデルと思われます。スプルーストップ、サイド、バックともにマホガニー、ハカランダ指板、ハカランダのストレートブリッジです。指板はきれいです。ペグはオリジナルのオープンバック、チューニングも問題ありません。ペグは変えた方が音はよくなるかもしれませんが。
ネック裏、ネックジョイント部分のほんの一部に塗装の剥がれがある為、素地が出ている箇所がありますが、あくまでオリジナル度の優先の為、リフィニッシュ、オーバーラッカーはしていません。
ネック起きもありません。
ボディは、経年による表面的なキズ、ウェザーチェックはありますがクラックはありません。ガードクラックもありません。渋くヤケていますが、塗装の艶がまだ残っていてこの年代物としてはかなり状態はいいと思います。
ナット幅：約44.5くらい、厚みのある太めのネック、弦高は12フレット上で6弦：2.6㎜、1弦：2㎜、実用でお使い頂けると思います。
レスポンス良く、枯れたトーンでしっかり鳴ります。この年代のギターはやはりよく鳴ります。
状態の良い戦前のバナーモデルは入手困難となっていますので、実演はもちろん、コレクターアイテムとしてもおすすめです。
ボブレンのハードケース付きです。
写真の追加希望、質問等あればコメントください。